■2015
『自由の錬金術(1)』 大学の卒業制作作品。 アール・ブリュットの概念と向き合い、1年かけて制作した絵や彫刻の集積を空間全体に展示した。手法はアナログとデジタルが混在し、正面のモニターにはこれまでインターネット上で発表したドローイングのスライドが流れる。過去の活動をまとめた40冊のスクラップブックも展示されている。 -------------------------------------------------- 『自由の錬金術(2)』 (1)を東京都美術館で構成を変えて展示をおこなった。 -------------------------------------------------- 『Small Smithson』 グラフィティを拡張、更新するための作品。 Robert Smithson(ロバート・スミッソン)のスパイラルジェッティから着想を得て、蚊取り線香を路上に配置する。 -------------------------------------------------- 『タイトル不明(渋滞)』 会場の窓の外で自動車の渋滞が起きていたので、持ち合わせの道具でその場で再現をする。 -------------------------------------------------- 『Hope(To Not be Nailed by Capitalism)』 この年の春から会社勤めをするようになったが、帰宅後や休日にドローイングを描きためていた。また、骨董に興味をもち、蒐集をおこなうようになった。ここではドローイングと、骨董品、そのほか2つの映像作品を展示している。1つは、こけしを逆さにして首を回す映像とBruce Nauman(ブルース・ナウマン)の映像を重ねたもの。もう1つは、ぬいぐるみで1人遊びをする映像である。 -------------------------------------------------- 『その儀式』(写真作品) 夜道を歩いていると、窓の向こうのカーテンが内側から照らされて、ぼんやりと光っていることがある。 小さい頃、そのような光景が怖かった。 -------------------------------------------------- 『定点観測』(写真作品) 職場に通う途中にゴムホースの置き方が日々変化する庭がある。私はその変化を写真で記録した。 |