■2017
『nuisance(洗濯バサミは個人の自由を主張する)』 群馬青年ビエンナーレ2017の入選作品。 出展が決まってから急遽美術館から要望があり、屋内から屋外への展示プランへと変更することとなった。そこで、2014年に都内で試みた「洗濯バサミは個人の自由を主張する」というグラフィティとしての作品を、今回の展示に合わせた形で制作した。 -------------------------------------------------- 『覚束ない不確かな事実』 街なかを会場とした展覧会での行為の記録。 会場とするエリアとその周辺の数十か所で、深夜に制作をおこなった。 -------------------------------------------------- 『地に足がつかない』 平櫛田中の旧アトリエでの展示。 この家にある椅子や机を一部屋に集めてひっくり返し、脚以外をすべてアルミホイルで覆い隠した。 -------------------------------------------------- 『再構成』 『地に足がつかない』で使用したアルミホイルが入っていた箱と、その芯で作られた彫刻作品。 Le Corbusier(ル・コルビジェ)の建築から着想を得ている。 -------------------------------------------------- 『再生』 『地に足がつかない』の制作で発生した不用品を使った作品。多肉植物と同系色で塗り、生き物(植物)のような造形をつくる。これらは収穫された設定としてここにあり、その喜びをインスタレーションとして構成した。 -------------------------------------------------- 『Charming Girls』 古い伝統こけしに魅了され、蒐集・研究に時間を費やしている。 特に、小幡福松工人(1898-1968)が製作したこけしに強く感銘を受け、こけしや関連資料を集めこんでいた。分析的な研究結果よりも、そのこけしに対する執着心をこの作品では示そうとしている。 |